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パスワード管理ツールを使うべき理由と選び方|使い回しをやめる・多要素認証と組み合わせる

この記事のポイント
  • 総務省は、パスワードをできる限り複数のサービスで使い回さないことを勧めている
  • 流出などの事実がなければ、定期的な変更は必要ないとされている
  • サービスごとに違うパスワードを覚えるのは難しいため、パスワード管理ツールの利用が勧められている
  • ツール自体は、十分に安全なマスターパスワードや端末のロックで守り、多要素認証と組み合わせる

なぜ使い回しが危ないのか

副業を始めると、販売サイト、決済サービス、ドメインやサーバーの管理画面、会計ソフト、クラウドソーシングなど、ログインするサービスが一気に増えます。覚えきれずに同じパスワードを使い回すと、どこか1つのサービスから流出しただけで、ほかのサービスにも不正にログインされるおそれがあります。

総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」でも、パスワードはできる限り複数のサービスで使い回さないようにすることが勧められています。売上の振込先やドメインの管理など、乗っ取られると仕事が止まるアカウントほど注意が必要です。

安全なパスワードの条件

同サイトでは、安全なパスワードについて次のような考え方が示されています。

  • 理想は、ある程度長い、ランダムな英数字の並び
  • 自分で覚える必要がある場合は、無関係な複数の単語をつなげ、間に数字を挟む方法がある
  • 短すぎる文字列は危険
  • 流出などの事実がない場合、定期的な変更は必要ない

つまり、「長く・サービスごとに別々に」が基本です。とはいえ、ランダムで長いパスワードをサービスの数だけ覚えるのは現実的ではありません。そこで役立つのがパスワード管理ツールです。

パスワード管理ツールでできること

パスワード管理ツール(パスワードマネージャー)は、各サービスのIDとパスワードを暗号化して保管し、ログイン時に呼び出せるようにするソフトやサービスです。総務省のサイトでも、サービスごとの固有のパスワードをすべて覚えるのは大変なため、パスワード管理ツールの利用が勧められています。

  • サービスごとに長いランダムなパスワードを自動で作る
  • 保存したパスワードを、ブラウザやスマートフォンでのログイン時に入力補助する
  • パソコンとスマートフォンなど、複数の端末で同じ情報を使える(同期機能がある場合)
  • メモ欄に、2段階認証のリカバリーコードや契約情報などを一緒に保管できる

覚えるのは、ツールを開くためのマスターパスワード1つになります。そのぶん、マスターパスワードは十分に長く、ほかで使っていないものにします。総務省のサイトでも、ツール自体はマスターパスワードや生体認証などによる端末のロックで守る必要があるとされています。

選ぶときの観点

ツールにはブラウザ内蔵のもの、専用アプリ、無料・有料のものなどがあります。特定の製品をすすめるのではなく、比べるときの観点を挙げます。

観点確認すること
使う端末Windows・Mac・iPhone・Android、使っているブラウザに対応しているか
同期パソコンとスマートフォンで同じ情報を使えるか。無料プランで同期できる端末数に制限がないか
ツール自体の保護ツールのログインに多要素認証(2段階認証)を設定できるか
マスターパスワードを忘れたとき復旧の手段があるか。復旧できない方式なら、紙に控えて安全に保管する前提で使う
データの持ち出しほかのツールへ移るときにデータを書き出せるか
料金無料プランでできる範囲と、有料プランで増える機能

ブラウザからツールへパスワードを移すときに使う書き出しファイル(CSVなど)は、パスワードが暗号化されずに入っていることがあります。取り込みが終わったら、すぐに削除しましょう。

多要素認証とリカバリーコードもセットで

多要素認証は、「知識情報(パスワードなど)」「所持情報(スマートフォンなど)」「生体情報(指紋など)」のうち2つ以上を組み合わせて本人確認する方法です。総務省のサイトでも、多要素認証を使うことでセキュリティの水準を高められると説明されています。

  • メールアカウント、販売サイト、決済・振込先、ドメイン管理など、重要なものから順に設定する
  • 設定時に表示されるリカバリーコード(予備のコード)は必ず控える。スマートフォンをなくしたときにログインできなくなるのを防げる
  • 認証アプリを使う場合は、機種変更のときの引き継ぎ方法を事前に確認しておく

副業を始めたらやっておきたいこと

  1. パスワード管理ツールを1つ決め、パソコンとスマートフォンに入れる
  2. 使っているサービスを書き出し、使い回しているものから順に新しいパスワードへ変える
  3. メール・販売サイト・振込先に関わるサービスに多要素認証を設定し、リカバリーコードを保管する
  4. 仕事用のメールアドレスや、どのアカウントをどの名義で作ったかもメモに残す

仕事の道具選び全般については、生成AIを仕事で使うときの注意点でも情報の扱い方を解説しています。

まとめ

  • パスワードは長く、サービスごとに別々にする。流出がなければ定期変更は不要
  • 覚えきれない分はパスワード管理ツールに任せ、マスターパスワード1つを大切に守る
  • ツール選びは、対応端末・同期・ツール自体の保護・復旧方法・書き出し・料金で比べる
  • 重要なアカウントには多要素認証を設定し、リカバリーコードを控えておく

この記事は 2026年10月時点の総務省の公表情報にもとづく一般的な解説です。各ツールの機能や料金は変わることがあるため、公式サイトでご確認ください。

参考にした情報

この記事を書いた人:知るLab編集部

税金や制度に関する記事は、国税庁・各省庁・自治体などの公的情報をもとに作成し、参考にした情報源を記事内に記載しています。記事の作成には AI を補助的に活用しています。編集方針

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